結論: オーディオは「鳴った結果を記録した音」、MIDIは「これからどう鳴らすかを指示する情報」です。

1. オーディオは音の波形

マイクで歌を録音すると、空気の振動が電気信号へ変わり、コンピューターの中では数字として保存されます。DAWはその変化を波形として表示します。

WAVやAIFFなどは、こうしたオーディオを保存する代表的な形式です。録音した声、ギター、効果音、書き出した2ミックスなどが該当します。

Audio contains時間ごとの音の大きさ → 波形として記録

再生すると、記録された音そのものが鳴ります。

2. MIDIとの違い

AUDIO

完成した演奏の記録

声質や楽器の音色まで含まれます。後から別の楽器へ交換するのは簡単ではありません。

MIDI

演奏するための指示

音程、長さ、強さなどを記録します。鳴らす音源を後から自由に変えられます。

たとえば同じメロディでも、MIDIならピアノからシンセへ交換できます。Audioなら、そのピアノの響き自体が記録されています。

3. サンプルレートとビット深度

デジタル録音では、音をとても細かい間隔で測って保存します。その細かさに関係するのが次の2つです。

Sample Rate1秒間に何回、音を測るか。44.1 kHzや48 kHzなど。
Bit Depth音の大きさをどれだけ細かく記録するか。16 bitや24 bitなど。

数字を上げればファイル容量と処理量も増えます。初心者は、DAWやオーディオインターフェースの標準設定から始めれば問題ありません。

4. 使い分けの考え方

  • 歌、ギター、生演奏、効果音素材はAudioが自然
  • メロディやコードを後から直したいならMIDIが便利
  • ソフト音源の演奏を確定するときはAudioへ書き出すこともある
  • 実際の制作ではAudioとMIDIを同じ曲の中で組み合わせる

まとめ

オーディオは、実際に鳴った音を波形として記録したデータです。

AudioとMIDIは競争相手ではありません。音そのものを扱うAudioと、演奏情報を扱うMIDIを、目的に合わせて使い分けます。

← 基礎知識 記事一覧に戻る