役割の違い: Velocityはノートごとの演奏の強さ、Quantizeはノートのタイミングをグリッドへ近づける編集です。
1. Velocityは「鍵盤を弾く勢い」
MIDI Velocityは通常1〜127の値で記録されます。大きいほど強く弾いた情報になりますが、実際に何が変わるかは音源次第です。
ピアノ音源では音量だけでなく、強く弾いたときの明るい音色へ変化することがあります。Velocityを単なるVolumeと考えず、演奏表現の入力と考えましょう。
Velocity example
Kick 110 | Snare 102 | Ghost Snare 38 | Hat 72 / 58 / 76 / 552. Quantizeはタイミングを近くの線へ整える
演奏したMIDIノートを、8分音符や16分音符などのグリッドへ近づける機能です。録音のずれを素早く整えられます。
GRID
基準の細かさ
8分、16分、Tripletなど。曲のリズムに合う単位を選びます。
STRENGTH
近づける割合
100%なら線上へ、50%なら元の位置を半分残して近づけます。
3. 全部を同じにすると機械的に聞こえる
全ノートを同じVelocityにし、開始位置を完全にグリッドへ揃えると、正確でも平坦に感じることがあります。ただし、ジャンルや目的によっては硬い正確さが魅力になります。
POINT: Humanizeは「ランダムに崩すこと」ではなく、役割に合わせた小さな強弱とタイミング差を作ることです。
4. 自然な整え方
- まず明らかなミスだけ直す違う拍へ飛び出したノートを先に修正します。
- 適切なGridを選ぶ16分フレーズを8分へQuantizeすると必要な位置が失われます。
- Strengthを下げて試す元の演奏感を残したいときは100%以外も比較します。
- AccentをVelocityで作る拍の頭やフレーズの重要音を少し強くします。
- 曲全体で確認するSoloだけでなく、他のパートと鳴らして判断します。
まとめ
Velocityは演奏の強さ、Quantizeは演奏のタイミングを整えるMIDI編集です。
すべて同じにするのではなく、意図したAccentとGrooveを残しながら、気になる部分だけ整えましょう。